通信量

【データ全公開】YouTubeバックグラウンド再生の通信量を調べてみた!

【データ全公開】YouTubeバックグラウンド再生の通信量を調べてみた!
疑問ぱんだ
疑問ぱんだ
最近は、移動中にYouTubeを聞くことが多くなったな。
そういえば、バックグラウンド再生って通信量どれくらいなんだろう?
もしかして、映像を見なくても同じくらいかかっているのかな?

最近はYouTubeのコンテンツが充実してきて、radikoやPodcastをほとんど聞かくなくなりました。しかし、YouTubeは動画コンテンツなので、通信量が気になりますよね。そこで、バックグラウンド再生にかかる通信量を調べましたので、紹介しますね。また、映像の画質を変更することもできるので、その影響についても検証しました。

~このブログを読むメリット~

  • バックグラウンド再生にかかる通信量がわかる
  • バックグラウンド再生をすることで節約できる通信量がわかる
  • 画質変更による影響がわかる
  • 検証データはすべて公開
  • 楽しく理解できる ←ここ重要!

【1時間の通信量はどれくらい?】YouTubeバックグラウンド再生の通信量を調査

忙しい人もいると思いますので、調査結果を先に言わせてもらいますね。

結論:1時間で約100MB

多いと感じるか、少ないと感じるかは人それぞれだと思います。1時間で約100MBという事は、1日2時間つかったとして、1カ月で約6GBになりますね。

納得ぱんだ
納得ぱんだ
ふ~ん。1時間で100MBかぁ。
僕はちょっと多いと感じるな…。
そう言えば、それって、どう調べたの?

動画は6分と24分のものを選び、画質は1080Pで統一しました。それぞれ、5回ずつ再生し、通常再生はパソコンの受信データ量から、バックグラウンド再生はスマホアプリ(My Data Manager)を使って調べています。測定方法による値の差はほとんどなく、やり方については、こちらの記事で紹介していますので、興味のある方は参考にしてください。

なお、再生速度は通信量に影響がないことが分かっていますので、2倍速で再生しています。その検証結果については、こちらの記事にまとめていますので、疑い深い人はチェックして下さい。

私は正直者なのでウソはついていませんよ! (◎-◎;)!!

6分の動画(1080P)での調査結果

通常再生 バックグラウンド再生
1回目 86.8 MB 13 MB
2回目 86.6 MB 11 MB
3回目 86.4 MB 14 MB
4回目 87.5 MB 15 MB
5回目 87.2 MB 12 MB
平均 86.9 MB 13.0 MB

まずは、6分の動画ですが結果はこのようになりました。通常再生と比べて、約7分の1になっていますね! なお、こちらの結果は、6分のデータになりますので、1時間あたりに直すと130MBになります。

疑うぱんだ
疑うぱんだ
バックグラウンド再生の方は、結構バラつきが多いな。
もっと長い動画で検証すると、どうなの?

(=◇=;) ギクッ
確かに、30%くらいバラつきがあるので、気になりますよね。何度やっても、バラつくんですよ…。

なので次はもっと長い、24分の動画で検証しました。

24分の動画(1080P)での調査結果

通常再生 バックグラウンド再生
1回目 364.8 MB 30 MB
2回目 364.3 MB 31 MB
回目 365.1 MB 30 MB
回目 365.0 MB 29 MB
回目 364.0 MB 26 MB
平均 364.6 MB 29.2 MB

こちらは、先ほどよりは安定した結果が得られました。こちらは約12分の1となりましたね。1時間あたりに直すと73MBになります!

結論:1時間で約100MB

2つの結果をまとめると、以下の表のとおりです。少し開きはありますが、1時間あたり100MBくらいを目安に考えてよさそうですね!

6分の動画 24分の動画
平均の通信量 13.0 MB 29.2 MB
10分あたり 21.7 MB 12.2 MB
1時間あたり 130 MB 73 MB

今回の測定では、20~30%くらいのバラつきがありました。

「これよりも、もっと長い動画で検証すれば、正確な値が出るんじゃないか? はい、やり直し!!」 こんな声が聞こえてきそうですが、検証に結構、時間がかかるんですよ…。もし、追加で調査して欲しいという要望がコメントやtwitterで多いようなら、考えたいと思います。

【画質と通信量】バックグラウンド再生への影響を検証!

初心者ぱんだ
初心者ぱんだ
バックグラウンド再生って、映像は見ていないよね?
なら、画質を変更しても通信量には影響ないのかな?

こんな疑問を持っている方もいると思いますので、追加で検証しました。これはつまり、「バックグラウンド再生は、音声データだけをダウンロードしているのか?」という疑問になりますね。

それでは、画質を720P、360P、144Pへ変更したときの通信量を見てみましょう。なお、この動画は先ほどの24分(1080P)の動画と同じですので、合計4段階の画質で検証したことになります。

720Pでの検証結果

通常再生 バックグラウンド再生
1回目 204.3 MB 26 MB
2回目 204.4 MB 25 MB
回目 205.4 MB 31 MB
回目 207.4 MB 24 MB
回目 202.5 MB 27 MB
平均 204.8 MB 26.6 MB

結果はこのようになりました。1080Pでは、通常再生が360MBくらいだったのに対して、200MB程度と約2分の1になっているにもかかわらず、バックグラウンド再生では、29MBが27MBとほとんど変わっていませんね

それでは、360Pではどうでしょうか? 続きを確認してみましょう!

360Pでの検証結果

通常再生 バックグラウンド再生
1回目 63.4 MB 25 MB
回目 63.4 MB 24 MB
回目 63.7 MB 25 MB
回目 63.5 MB 24 MB
回目 63.8 MB 27 MB
平均 63.6 MB 25.0 MB

こちらも、通常再生は大幅に減少しているにもかかわらず、バックグラウンド再生はほとんど変わっていませんね

ダメ押しの検証で144Pも確認してみましたので、確認してみましょう!!

144Pでの検証結果

通常再生 バックグラウンド再生
回目 37.5 MB 24 MB
回目 37.0 MB 25 MB
回目 37.2 MB 27 MB
回目 37.2 MB 25 MB
回目 37.2 MB 25 MB
平均 37.2 MB 25.2 MB

こちらも同様の結果となりました。やはり、バックグラウンド再生は音声データのみのダウンロードで間違いなさそうですね!

144Pというと文字の判別が厳しい画質ですが、通常再生とバックグラウンド再生の差分が映像分の通信量という事になりますね。

結論:画質を変更しても通信量へは影響ない!!

以上の結果をグラフにまとめると、一目瞭然です。バックグラウンド再生の通信量はほとんど、変化していませんね! 逆に言うと、いつも1080Pで見ている人がバックグラウンド再生を使う事で、約90%の節約になります

バックグラウンド再生は、課金版(現在:ひと月\1,180)のサービス「YouTube Premium」の付属機能になります。ひょっとしたら、加入した方がトータルで安くなるかもしれませんね。広告も表示されないですし、おすすめですよ!

通常とバックグラウンド再生の対比
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まとめ

YouTubeのバックグラウンド再生での通信量を調べた結果、1時間で約100MBであることが分かりました。そして、バックグラウンド再生では音声データのみをダウンロードしているため、高画質で再生していた人ほど、節約効果が高くなります。

バックグラウンド再生は有料(YouTube Premium)の機能になりますが、加入していない方は、検討してみてもいいかもしれませんね! ただし、連続再生をONにしたままにすると次々と動画が再生されますので、悲劇が待ち受けています。

私も1度やらかしましたので、皆さんもご注意を!! ┐(-。ー;)┌ヤレヤレ

☆おわり☆